書評日記 第2冊
ガダラの豚 中島らも
集英社文庫

 さて、今日で2日め。
 本はたくさんあるのでネタは尽きないのだが、どーいう順番にしようかと、ちびっとだが、考えあぐねてしまう。あんまり、古い作品……というか昔に読んだ本を持ってきても内容を忘れてしまったりしているし、また、あまり最近の本ばかり書いてしまうと、最近は再び乱読傾向にあるので、私の読書遍歴なるのもの(あればの話ですが……)疑われてしまうような気もするし。

 ま、そんなこんなで、中島らもの書いた「ガダラの豚」を紹介しておこう。これは、文庫での最新刊だから非常に手に入りやすい(とかいっても、1年も経ってしまえば、なかなか手に入りにくくなって(というか、手に入れる気も失せて?)しまうのだが)方じゃないだろうか。
 3巻揃えで、まだ1巻しか読んでいないのだけど、あからさまにオーム真理教を批判(もちろん、その他の「悪質な」信仰宗教もターゲットになっていると思う)しているし、超能力も批判の対象になっている。……と1巻を読んだ時点の感想なんだけど、はずれているかもしれないので、ホントの内容はご自分でお確かめ下さい。
 らものことだから、上記のようなあからまさに「批判」ってわけじゃない。でも、ま、「超老人伝」とは違った雰囲気で書いているような気がする。

 「新世紀エヴァンゲリオン」ってアニメがあるんだけど、5月の連休中に26話ぶっとーしで見てから、ちょっと、頭がうに状態になっているのかもしらん。
 ま、そんなことで、ちょーっと過敏になっている状態だから、書評としてはちびぃーっと差し引いて下さいな。

update: 1996/05/29
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