書評日記 第176冊
年末、誰もがこの一年を振り返り、何をしたのかしなかったのかと反省する時なのであるが……、夜久さん、俺には「まだ」ありそうです。何時までこんなことをやっていればいいのでしょうか。
敢えてメールを出さないのは、それとなく誰かに知っておいて欲しいからです。
そう、所謂「顛末」ですがね、相当ややこしい方向になりつつあるのは確かなことです……、いや、収拾しつつあるのでしょうか。よくわかりません。
色恋沙汰なんてやってみると、なかなか大変なものです。ああ、うん。ひょっとしたら、あなたもそういう人生を送って来たのかもしれません。それで気に掛けてくれるのでしょうか……それとも、単に判ってないオヤジなのでしょうか。
まあ、兎にも角にも再び一からやり直しというか、なんというか、運命を感じる時というものはこういう時なのでしょうか、それとも単に誤解をしているだけなのでしょうか。
ただ、まあ、云えることは、俺は俺なりに「甘え」の部分が減ってきたことは確かなことです。そう、別に集団に組み込まれなくてもなんとかやっていけるような気がするし、仲間がいなくてもなんとかやっているような気がします。
それでも、きちんと一歩一歩前進できるような気がします。誰のためでもなく、とりあえずは、自分の気持ち良いように生きることが出来るようになったのかもしれません。
「保身のため」と云えば、非常に自分勝手に聞こえますが、致し方がありません。そういうものなのかもしれません。人生最初の自分勝手な行動かもしれません。
そう、その他の行動は「よかれ」と思ってやった行動が全て裏目に出ているわけです。まあ、誤解だとか勘違いだとか色々思い悩むことはありましたが、それはそれでいいのです。俺の場合、云わなければならないと思ったから云ったまでのこと。自業自得であろうと社会的にどうであろうと、それは俺しか云えない言葉であれば、俺は云うべきであった。それだけのことだと思っています。
「友人」であればそれでいいじゃないですか。敢えて「恋人」でなくてはいいのかもしれません。最初からそうだったわけだから、そういうところに落ち着くのもいいのかもしれません。それを俺は誤解していたのかもしれません。
ねえ、それでいいんですよね?
でもね、俺には「まだ」ありそうです。それだけをここに報告しておきます。
俺を個人的に知らない人はよくわからないでしょうが、まあ、強いて言うならば、「それなりにロマンチック」であれば、それでいいのかもしれない……というところでしょうか。
うーむ、こういう点でなあ、俺って女性っぽいと思う。
いや、悪い意味じゃなくてさ、そういう意味で。
update: 1996/12/27
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