書評日記 第76冊
ももいろ日記 中田雅喜
リイド社

 うわっはっはっはっ。馬鹿笑いしてみる。いや、してみるんじゃなくて、馬鹿笑いさせられた。気分がいい。俺もね、今日の日記はなにしよーかなぁ、なぞと考えてみる。どの本がいいかなあぁ、とか考えている。だんだん、「趣味=日記」っぽくなってきているけど、楽しみなものは、楽しみなのよ。真面目にやったって、ナンセンスにはかなわない。
 ホントはね、船井のいじめに対抗して、山田芳裕の「大正野郎」でしんみり、とか、床屋の2時間休暇とか、秋山ジョージの「ラブリン・モンロー」とか(やっと、古本屋で見つけた。蕎麦屋のために書くのさ。)いろいろ考えたんだけど、さっき読んだ、黒鉄ヒロシの「DEKAMELON」を読んで、ぱあーっとふっとんじまった。GAG、GAG、GAG。人生これGAG。ナンセンスが読めて、笑えるようじゃなきゃだめね。もっと、エンターテイメントを知らなきゃだめよ。GAGが解んなきゃだめ。GAGで返せなきゃだめ。わかる?なーに、真剣に悩んでんのよ。ぶわぁーと、笑えないで、何がわかる?
 あんまし、ハイでは困るので、ちょっと収めて、一行休憩。

 さて、黒鉄ヒロシはやってしまったので、本日の一冊は中田雅喜の「ももいろ日記」(リイド社)です。下ねたの好きな諸嬢に送ります。あ、勿論、諸君にもね。

 えーと、ちょっと現実へ。親父殿、俺がインターネットでホームページを作っていることを知っています。弟君も、知っています。弟君の方は、URLを教えてあるから、時々読んでいるかもしれない、でも、「読んだよ」ってのは聞いたことはない。親父殿の方は、ホームページを作っていることは知っているけれど、何を毎日やっているのかは、知りません。だから、最近よく聞かれます。
 「どう? そろそろ完成した?」
 完成って、あーた、無理無理。10年たっても、完成しないかもしれない。
 会社の人には、同僚だけにそっとURLを教えてあるけど、「読んだ」ってのは聞いたことがありません。

 蕎麦屋の書き殴り、www日記の会話の部分、同感ですねえ。俺もそう思います。でも、会社の人にばれるとどうなるんだろうか?お叱りとか受けるんでしょうか。

 さてと、話を元に戻すと、中田雅喜の性別は女性です。今は、もう無いかもしれませんが、動物漫画同人誌「グリーン・グラス」の女性集団(佐藤晴美、中垣慶、小野ぬい、いくたまき、などなど)の一員です。まさか、こんなところで、べた誉めされているとは、思わんでしょうなあ。
 すげーぜ、小陰唇で空を飛ぶ、おまんこからのマメ鉄砲、ダイビング合体、太郎と花子の物語、などなど。マンコねた、チンポねた、ウンコねた、いろいろとりまぜて、下ねたのオンパレード・オブ・ナンセンス。わからんとだめよ、こういう風なのが。

 女性漫画家で、こういうのができるのは、石坂啓とか、清原なつのかなあ。他はよく知りません。各自探してください。

 〆の言葉はどうしようか。
 およびでない? およびでない? こりゃまった失礼致しましたっ。

update: 1996/08/17
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